UFO

UFO

-UFOよりも不思議で奇妙なビリーバーとは?-

2003年04月15日(火)

面白いものを集めたい。面白いことをもっと知りたい ーその欲求が僕たちを突き動かしてきた

(山本弘 『と学会年鑑2002』より)

私ならこう描く、宇宙人の姿

みなさん、UFOって見たことあります? 私ないんですよ。残念ながら。

UFOの特集番組見るたびに思うんですが、なんで宇宙人の目撃者って、絵がとんでもなく下手クソなんでしょうか? 「これが目撃者の描いた宇宙人です」って言われても幼稚園児が描いたような絵じゃあ、よく分からないんですよね。もし私が目撃者になったら、Photoshopを駆使して、超リアルな宇宙人を描くのに!

UFO用語、どのくらいご存じですか?

UFOについて書いてみようと思ったのですが、これが意外に難しい。というのもUFOについてのトピックが多すぎるから。それにこのサイトの読者の方がどのくらいUFOについて知っているのかが分からないからです。

エリア51、キャトル ・ミューティレーション、メン・イン・ブラック、ユングの天使説、アダムスキー、ロズウェル事件、ミステリーサークル、チャネリング、MJ-12……このようなUFO用語をどのくらい説明したらいいのか、またはまったく説明の必要はないのかと悩んでしまうんですね。

私のUFOに対する立場

そもそも私のUFOに対する立場というのは

(1)この広い宇宙で知的生命体が地球人だけというのは寂しすぎるから、いてほしい。【宇宙人肯定派】

(2)SFを娯楽として楽しんでいるので、現実がどうかということはひとまずおいておきたい。【SFファン】

(3)宇宙人の存在を否定する科学者に、ビリーバー(宇宙人の存在を信じている人)をこてんぱんに論破できる人間がいないことを情けなく思っている。【元・理系】

(4)トンデモ本コレクターとして、極端に走るビリーバーをウォッチするのが楽しい。【と学会(※1)支持者】

の4つの立場をゆらゆらと揺れているので、非常にUFOについて書きにくいんですよ。このコラムは1500字以内で書いているので、説明不足になりそうで。

でもあえていえば、私は(4)の立場が一番好きですね。私はあるコレクターの方から、中学生の時にタダでゆずってもらった、学研の『ムー』を創刊号から持っているのが自慢です。『ムー』にはなるべく科学的であろうとするコラムも、かなり怪しげなコラムも両方載っていて、読んでいて楽しいんですよね。

最近のビリーバーの傾向

最近のビリーバーのトレンドとしては、「友好的宇宙人説」をとる人が多いようです。以前は、「宇宙人は地球を侵略しようとしている」「家畜を切り刻み、地球人を誘拐して実験している」という「地球侵略説」の人が多かったのです。しかし最近のUFO団体の多く(ビリー・マイヤー派、アダムスキー派、ラエリアン・ムーブメント(※2)、ヘブンズ・ゲート(※3)など)は平和的な宇宙人を信じています。

ユニークすぎる宇宙人たち

でも、宇宙人を信じるあまりに極端に走ってしまう人がいるんですよね。「トンデモ本」といわれるビリーバーが書いた本には、スゴイ宇宙人がたくさん出てくるんですよ。

例えば、人間にクッキーをくれる宇宙人(せこっ)、ごく普通の一般人をストーキングする宇宙人(もっと重要人物を狙ってください)、耳から出てくる宇宙人(ただの虫では?)、明日の天気をテレパシーで教えてくれる宇宙人(それは幻聴です)……。

ビリーバーの中には思いっきりつっこみをいれてしまいそうな、ユニークな人がたくさんいます。だからこの業界、目が離せません。

宇宙人さんにお願い

とかなんとか、書いているうちに、紙面が尽きてしまいました。もっと面白いビリーバーのみなさんを紹介したかったのに! すみません。でも最後に言いたい。

「どうか宇宙人さん、公式に地球を訪問したりしないで! 私はビリーバーウォッチをまだまだ続けたいから!」

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追記

(※1)山本弘が会長をつとめる、トンデモ本&カルト雑学&キッチュ雑貨……などなどをコレクションし、評価しあうマニアックな団体。詳しくは図書室へ。

(※2)最近、クローン人間を作ることに成功したと発表して有名になった、UFO教団。地球上の生命は異星人が遺伝子技術により創造したと主張している。

(※3)1997年に39人の信者が集団自殺した、サイバーカルトとして有名。彼らはへール・ボップ彗星と共に宇宙船が地球にやって来ると信じていた。

関連記事

UFO Artwork.com (English)

古今東西の絵画に描かれた、UFOを紹介。……って、いくらなんでも、そりゃUFOじゃないよとつっこめる。

参考文献

と学会年鑑 2002と学会年鑑 2002

と学会
太田出版
2002.2

『と学会』を知らない方は、この年鑑を読んでみてください。山本弘会長と、個性溢れると学会会員のトンデモ本コレクションを眺めているうちに、あなたもトンデモのとりこになるはず。このと学会、もう10年活動してるそうです。10年たっても尽きないトンデモの世界は深い!

幻想画廊」 (c) Maria Garcia, 2002-2008