基礎編を終了して、いよいよ今回から実践編に入ります。実践編では全10講座で様々な画像加工法を学んでいきます。
最初に言っておかなくてはならないことは、この方法が唯一のやり方ではないということです。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
加工前
電線が写りこんでしまうことがよくありますね。画面の目立つ部分に電線が横切ってしまうと、せっかくのモチーフを邪魔してしまうことも。この電線を画像加工によって消してみましょう。
加工後
こちらは加工後の画像です。
サンプリングした色で電線を消してゆく
まず一つのやり方はスタンプツールを使う方法です。スタンプツールはフォトショップ道場10日目の「画像のゴミとり」で学びましたね。
まずはブラシの大きさを設定します。電線が隠れるぐらいの太さで、あまり大きすぎないブラシを選びます。左の画像では分かりやすいように大きめのブラシにしています。
不透明度はいきなり100%にするのではなく、低い不透明度で何度か描いた方が仕上がりが美しいですよ。
電線のすぐ近くの色を拾います。Altキー(オプションキー)を押しながら選択するとその色が記録(サンプリング)されるので、電線の部分をなぞります。
画像の×の部分がサンプリングされた部分、○の部分がスタンプツールで塗りつぶしている部分です。
なげなわツールで空の近くの部分を囲む
スタンプツールは使いにくいという方は、なげなわツールを使ってみてはいかがでしょう。
なげなわツールのオプションバーでぼかしを任意のピクセルで設定し、アンチエイリアスにチェックを入れます(ピクセル数は画像解像度によります)。ぼかしておくのは境界線を目立たなくするためです。
電線のすぐ近くの部分を画像のように細長くなげなわツールで囲みます。
オプションキーを押しながら移動ツールで電線にかぶせる
移動ツールに変えて、選択した部分をAltキー(オプションキー)を押しながら電線の部分に置きます。
不自然さがある部分は、ぼかしツールでぼかしましょう。
オプションバーでぼかしの強さ、ブラシの大きさを設定して、その部分をこするようにするとぼけてなじみます。
電線が建物にかかってしまっている。背景は空と木
上の画像のように電線の背景が空である場合は簡単ですが、電線が建物にかかっていたり、背景がごちゃごちゃしたものだったりする場合はどうしたらよいでしょうか。
できるだけ拡大して、地道にサンプリング&スタンプ
これは手作業で地道に消すしかありません。まずは拡大ツールで画像を拡大します。
「スタンプツールで近くの色をサンプリングして塗る」を繰り返します。スタンプツールのブラシの大きさや不透明度をこまめに変えて、不自然さがないように丁寧に作業しましょう。
加工後の画像
できるだけ大きなサイズの画像で作業し、加工後に小さくするとやりやすいですよ。
加工前
上手く修正できましたか? 電線を消す修正法は、人物の顔のシミ、シワを消すのにも応用できますね。
加工後
他にもブラシ、エアブラシツールで上から色を塗る方法、パッチツール、修復ブラシを使う方法などあなたがやりやすい方法を見つけてみましょう!
「幻想画廊」 (c) Maria Garcia, 2002-2008