ホーム ⇒ フォトショップ講座  ⇒  フォトショップ道場24日目

  フォトショップ道場・24日目 
髪型を変えてみましょう

2006年06月26日更新

前23日目・ モノクロ写真に色をつけましょう

戻る

25日目・奥行きのある風景を合成しましょう次

課題:「髪型を変えてみましょう」

黒髪の美女加工前

新しい髪型にした後、周りの人に「前の髪型の方が良かった」なんて言われたことはありませんか? そんなこと言ったって、切った髪を伸ばせるわけじゃなし。

失敗をしないように、事前にフォトショップで髪型を変えてみましょう。

今回使う主なテクニックはフォトショップ道場17日目で学んだ「アルファチャンネルって何?」フォトショップ道場18日目で学んだ「いろんな切り抜きの方法」などです。

加工後の写真加工後

こちらは加工後の画像です。

普通は短い髪を伸ばすことはできませんが、フォトショップの加工なら簡単にできますよ。

■使用素材

素材辞典・イメージブック2 31 人物・女性編」

拡大画像を見る

髪型を変える画像加工の方法(1:髪の毛のマスクを作る)

顔の角度と光の方向が合っているものを選ぶ顔の角度と光の方向が合っているものを選ぶ

まずは髪型探しから。

似た角度の写真を見つけましょう。右向き、左向きは【編集→変形→水平方向に反転】で変更できますので大丈夫。

しかし光の方向は必ず合っていなければなりません。元画像が左から光が当たっているのであれば、髪型の画像も左から光が当たっている必要があります。

これから髪の毛の部分のみを切り抜いていきます。

チャンネルウィンドウの「ブルー」を表示させたところチャンネルパレットの「ブルー」を表示させたところ

【ウィンドウ→チャンネル】を表示させてください。モードが「RGBカラー」になっている場合は、RGB、レッド、グリーン、ブルーの4つのチャンネルが表示されているはずです。

RGBカラーについてはフォトショップ道場4日目の「モニタの色と印刷の色」で学びましたね。

このうちの「ブルー」のチャンネルの複製を作ります(チャンネルパレットの右側の三角形ボタンをクリックすると、「チャンネルの複製」があります)。

「ブルー」のチャンネルを直接加工するのではなく、必ず複製を作って下さい。

色調補正で階調を反転させたところ色調補正で階調を反転させたところ

ちなみになぜ「ブルー」かというと、この画像の場合、髪の毛が最も黒く表示されるからです。

髪の色によって黒く表示されるチャンネルは変わりますので、画像に合わせて選んでください。

この「ブルー」のチャンネルの複製の名称を分かりやすいように「髪の毛のマスク」と呼ぶことにします。

「髪の毛のマスク」で【イメージ→色調補正→階調の反転】を選びます。左のような画像になりましたか?

輪郭の内側を白で塗りつぶす輪郭の内側を白で塗りつぶす

この輪郭線から少し内側を白色で塗りつぶします。ブラシで大まかに塗ればOK。

レベル補正で髪の毛一本、一本まで切り抜けるようにするレベル補正で髪の毛一本、一本まで切り抜けるようにする

【イメージ→色調補正→レベル補正】を選びます。左のようなウィンドウが開きます。

レベル補正についてはフォトショップ道場13日目の「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」で学びましたね。

右下の「白のスポイト」を選択して、髪の毛のグレーになった部分を吸い取ります。

プレビューにチェックを入れていると、髪の毛のグレーの部分が白くなるはずです。

見事髪の細かい部分までマスクが作られた!見事髪の細かい部分までマスクが作られた!

左の画像のように、細かい髪の毛が白く抜けたらOKをクリックします。

髪がかかっている「額」「こめかみ」「肩」の皮膚を残すのがコツ髪がかかっている「額」「こめかみ」「肩」の皮膚を残すのがコツ

いったん、「RGBチャンネル」を表示させて、左の画像のように顔から首にかけての選択範囲を作ります。

この場合はパスで選択範囲を作りましたが、なげなわツールなどを用いても構いません。

額からこめかみ、肩の部分の皮膚は残しておきましょう。これは自然な合成を行うためです。

髪の毛の部分のみのマスクが作られた髪の毛の部分のみのマスクが作られた

この選択範囲で先ほど作った「髪の毛のマスク」を黒く塗りつぶします。

すると左の画像のように髪の毛だけが白く抜けましたね。マスクはこれで完成。

髪型を変える画像加工の方法(2:マスクで切り抜いた髪を合成する)

髪の毛(皮膚つき)を切り抜いたところ髪の毛(皮膚つき)を切り抜いたところ

この「髪の毛のマスク」で選択範囲を読み込んで、髪の部分を切り抜きます。

選択範囲の読み込み方はフォトショップ道場17日目の「アルファチャンネルって何?」で学びましたね。

切り抜かなくても、アルファチャンネルで非表示にするだけでも結構ですよ。このレイヤーを「かつらのレイヤー」と呼びます。

顔の形に合わせて「かつらのレイヤー」を変形顔の形に合わせて「かつらのレイヤー」を変形

元の人物の画像を表示させて、「かつらのレイヤー」を上手く顔の形に合うように【編集→変形】で変形させます。

この状態で、あまりにも肌色が違っている場合には【イメージ→色調補正→色相・彩度】で元の人物画像に合わせておきます。

皮膚の境目をきれいになじませる皮膚の境目をきれいになじませる

「かつらのレイヤー」のマスクを作ります(アルファチャンネルで非表示にしている方はそのままそのマスクを使用して下さい)。

「かつらのレイヤー」を選んだ状態で、レイヤーパレットの赤い□のボタンをクリックするとマスクが作られます。

このマスクを選んだ状態で、黒色を選択してブラシツールで塗っていくと、髪の境目が消えてゆきますね。

ブラシの不透明度、大きさなど使いやすいものに変更して丁寧に境目を消しましょう。

スタンプツールで丁寧に皮膚をなじませてゆくスタンプツールで丁寧に皮膚をなじませてゆく

元の人物の画像の髪がはみ出てしまっているところを修正します。

新規レイヤーを作成して、スタンプツールで近くの肌色をサンプリングして塗ってゆきます。

スタンプツールについてはフォトショップ道場10日目の「画像のゴミとり」で学びましたね。

完成! 髪型ががらりと変わった!完成! 髪型ががらりと変わった!

完成です。自然に髪型が変わりましたか?

応用作品

叶美香さんの髪の毛の色にしてみた。なんとなく。叶美香さんの髪の毛の色にしてみた。なんとなく。

おまけで髪の毛の色を変えてみました。「かつらのレイヤー」の色調を【イメージ→色調補正→色相・彩度】で変更するだけなので簡単ですよ。

加工前と加工後

加工前加工前

フォトショップを使えばどんな髪型でも自由自在。

あくまで個人的な使用に限りますが(フォトショップ道場5日目の「著作権は大丈夫?」参照のこと)、自分の写真と雑誌などヘアカタログの写真の髪型を組み合わせてみて、イメージチェンジの参考にしてみてはいかがでしょうか?

加工後の写真加工後


拡大画像を見る

一応注意書きなど

フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。

前23日目・ モノクロ写真に色をつけましょう

戻る

25日目・奥行きのある風景を合成しましょう次

幻想画廊」 (c) Maria Garcia, 2002-2008

ホーム ⇒ フォトショップ講座  ⇒  フォトショップ道場24日目