ありがちな料理写真
ご自分のサイトやブログでレシピを公開したり、毎日食べたものの記録をつけているという方もいらっしゃるでしょう。写真付きだとさらに楽しめますね。
でも左の写真のようなものが多いような気が……。せっかくの美味しい料理なのに、あまり美味しそうに見えません。
何がいけないのでしょうか?
加工前
左の写真は上の写真と全く同じ料理を撮影したものです。構図が変わりましたが、まだあまり美味しそうに見えませんね。
加工後
さらに画像加工したものです。こっちの方がずっと美味しそうに見えませんか?
今回はお料理を美味しそうに画像加工する方法を学びます。
使う主なテクニックはフォトショップ道場13日目で学んだ「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」やフォトショップ道場19日目で学んだ「描画モードって何?」などです。
真ん中にでーんとお皿を並べた写真は素人っぽいかも
いかにも素人っぽい料理写真の原因の一つは「日の丸型」と言われる、中央にモチーフをもってきてしまう構図です。真ん中にお皿がでーんと写っているような写真は退屈になってしまいがち。
構図をずらしてみるだけで大胆に作品が変化する
そんな時は思い切ってぐっとお皿に寄って撮影してみましょう。もちろん接写モードで撮影します。
お皿が画面に全部入りきらなくてもいいんです。右端や左端に大胆に寄せた構図で撮って、比べてみてください。
またごちゃごちゃした背景をぼかしツールでぼかしてみましょう。お料理に視線を集中させることができます。お料理だけでなく何かを撮影するときにちょっと構図をずらしてみるだけで大胆に作品が変化しますよ。
レベル補正のウィンドウ
画像が暗いのでレベル補正で修正します。プレビューを見ながらスライダを動かします。
レベル補正についてはフォトショップ道場13日目「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」で学びましたね。
また元画像を直接補正するのではなく【レイヤー→新規調整レイヤー→レベル補正】で変更できるようにしておきましょう。
調整レイヤーについてはフォトショップ道場14日目「調整レイヤーって何?」で学びましたね。
画像が明るく変化した
画像が明るくなりました!
カラーバランスのウィンドウ
色調の補正をします。青っぽい色よりも黄色や赤っぽい色の方が美味しそうに見えますよ。
カラーバランスを選び、イエローのスライダを左側に、レッドのスライダを右側に動かします。
また「階調のバランス」の部分の「シャドウ」「中間調」「ハイライト」をそれぞれ変化させます。
こちらも元画像を直接修正するのではなく【レイヤー→新規調整レイヤー→カラーバランス】を選び、後で変更できるようにしておきましょう。
黄色み、赤みが増した!
料理の写真が黄色っぽくなりましたね。
色相・彩度のウィンドウ
さらに色相・彩度をえらびます。ここで補正するのは「彩度」です。
色が鮮やかだと美味しそうに見えるんです。彩度のスライダを右側にずらします。やりすぎないように注意。
元画像を直接修正するのではなく【レイヤー→新規調整レイヤー→色相・彩度】を選び、後で変更できるようにしておきましょう。
さらに鮮やかな画像になった
彩度を上げたところです。これも微妙な調整なので、あまり変化が分からないかもです。
もともとの画像が黄色いライトの元で撮影しているのであまり変わってないかな。ごめんなさい。
蛍光灯の元で撮影した写真だと劇的に変化するはずですよ。
黒と白を選んだ状態で雲模様フィルタをかけたところ
さらに加工してみましょう。ホカホカしたあたたかい料理に加工するため湯気を合成します。
左の画像のように、カラーを黒と白のデフォルト状態にしてください。
新規レイヤーを作成します。その上で【フィルタ→描画→雲模様1】を選びます。するとこんな風に雲の模様が描かれました。
黒の部分をくっきりさせる
【イメージ→色調補正→トーンカーブ】を選びます。
トーンカーブで左の画像のように、白黒がくっきりと表示されるように調整します。
トーンカーブについてはフォトショップ道場13日目「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」で学びましたね。
白い部分のみが料理の画像に重なった
そのレイヤーの描画モードを「スクリーン」にします。
すると左の画像のように白っぽい湯気が全体にかかります。なぜこんなふうに白い部分のみが表示されるのかは、描画モードについてはフォトショップ道場19日目「描画モードって何?」で学びましたね。
湯気が多すぎるので削除した
余分な部分にも湯気がかかっていますね。消しゴムツールかマスクを作っていらない湯気を消しましょう。
アルファチャンネルのマスクについてはフォトショップ道場17日目「アルファチャンネルって何?」で学びましたね。
サラダや皿からはみ出した部分の湯気を消しました。
ふんわりとリアルな湯気が出ている料理画像
ちょっと湯気が濃すぎるので、湯気のレイヤーの不透明度を50%ほどにしてみました。
完成です!
加工前
ちなみにこの画像、私が作ったチキンカレーです。サフランライスの黄色や、ニンジンにトロリとかかったカレーソースの照りも美しく出ていますね。
画像加工をしたから美味しそうに見えるだけじゃないですよ。実際に美味しいんですよ〜♪
加工後
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
「幻想画廊」 (c) Maria Garcia, 2002-2008