上空から見た新宿の都庁
実際の風景画像を利用して、ミニチュア模型で作ったような画像を作ってみましょう。これは東京・新宿の都庁の航空写真です。
加工後
こちらは画像加工したものです。まるで模型を撮影したように見えませんか?
使う主なテクニックはフォトショップ道場20日目で学んだ「フィルタで遊ぼう」やフォトショップ道場13日目で学んだ「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」などです。
■使用素材
「素材辞典・イメージブック7 112 東京・横浜-ビジネス都市編」
「素材辞典・イメージブック6 107 乗り物・移動とスピード編」
「素材辞典・イメージブック2 29 ビジネス・生活小物編」
俯瞰の写真があると上手くゆく
都庁の写真を元画像に使います。
この画像の複製レイヤーを作成します。
ぼかし用のマスクをグラデーションツールで作成
複製したレイヤーのマスクを作成します。アルファチャンネルに、グラデーションツールで左の画像のように描きます。
アルファチャンネルについてはフォトショップ道場17日目「アルファチャンネルって何?」で学びましたね。
上と下の部分にぼかしが入った
【フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)】によって複製のレイヤーをぼかします。プレビュー画面を見ながら適度な数値にしてください。
するとこんなふうに、上部と下部がぼけましたね。
余分なぼかしを削除するためマスクを作成
都庁やその付近の建物にピントが合っているように加工します。
新たなアルファチャンネルを作成します。左の画像のように、建物の部分のみが表示されるようにマスクを作ります。
建物部分のぼかしがなくなった
ぼかしを入れた複製のレイヤーで、先ほど作ったアルファチャンネルの選択範囲を読み込んで、ぼけた部分を非表示にします。
すると建物の部分は元画像のレイヤー(ぼけていない画像)が表示されるので、左の画像のようになるはずです。
細かい修正を入れてリアルなぼかしを作る
さらにフォーカスの具合をリアルにするために、ぼかした複製のレイヤーのマスクをブラシツールで丁寧に塗って、ボケ具合を調節します。
赤い丸で囲んだ部分などを修正すると良いでしょう。
プレビューを見ながら彩度を極端にあげてみる
ミニチュアはペイントが派手な色になっているものです。全体的に彩度を上げるとそれらしくなります。
【イメージ→色調補正→色相彩度】を選び、彩度のスライダを右側にずらします。
できれば元画像を直接補正するのではなく【レイヤー→新規調整レイヤー→レベル補正】で変更できるようにしておきましょう。
画像が鮮やかになって、模型っぽくなった
すると鮮やかな色に変化し、ミニチュアっぽくなりました!
カギを合成して、ミニチュアの大きさが分かるようにした
大きさを比べるものを画面中に入れると、さらにミニチュアのように錯覚しますよ。
この場合カギを合成して、建物の大きさが小さく見えるようにしてみました。
超ミニミニ都庁の完成!
俯瞰画像で、遠近があり、自動車が止まって見える画像
ミニチュア化するために大切なのは、元画像選びです。向いている画像と向いていない画像があるんですよ。
向いている画像は
(1)遠近がはっきり分かる画像
(2)俯瞰(ふかん・上空から下を見下ろしたような画像)画像
(3)乗り物の場合、動いていない(ブレていない)画像
です。
ペイントしたようなミニチュア樹木に加工
左のような画像はとても向いていますね。上記の方法でミニチュア化加工を施します。
さらにスポンジツールのオプションバーで「彩度を上げる」を選択し、ところどころこすって鮮やかにするとリアルです。
小さな小さな世界
ミニチュア高速道路です。
加工前
模型でこんな細かいものを作るのは大変だけど、フォトショップなら簡単にミニチュアを作れますね☆
加工後
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
「幻想画廊」 (c) Maria Garcia, 2002-2008