Bibliomania-ビブリオマニア(愛書狂)とは何か4-
【本・マンガ】
コレクター型とリーディング型のビブリオマニア。だいたいの本好きはどちらかの傾向が強い複合型です。しかし極端なコレクター型とリーディング型は全く異なった性格を持ちます。普通の人にはどっちも同じような本オタクに見えますがこれが大違い。
究極のコレクター型は本を手に入れることが最上の喜びです。そして本を大切にするあまり買っても読まないことも。希少本であれば読めない外国語の本でも手に入れるので本はオブジェ化します。
読書用・保存用と2冊(または交換用に数冊)購入したり、版が違うというだけで同じ内容の本を何冊も買ったりします。こうなると読むことよりも集めることが第一目的に。骨董マニアに近いものがあるかもしれません。
究極のリーディング型にとって本は読むためのもの。読めるなら本が汚れていようとなんだろうと構いません。本を読むために外国語をマスターする人もいます。
彼らには所蔵しているのに読まない本の存在が理解できません。希少本を自分だけのものにして他人に読ませない(自分も読まない)コレクター型に憤慨したりもします。私もリーディング型なので積読(つんどく)はもったいないなあとため息。
この両方の性質は相反するもので、コレクター型、リーディング型の両極端の性質を持つビブリオマニアは非常に稀です。
何度もご紹介した荒俣宏氏は、その稀な例です。サラリーマンだと本が買えないからと作家になり、家を抵当に入れて旅先で数百万の本を買うコレクター型でありながら、本を読むためにフランス語と英語をマスターするというリーディング型であります。
私が最も恐れているのは、コレクター型のマニアが亡くなったときの本の行方です。たいていコレクターの家族はコレクションに理解がありません。その筋の人が見たら卒倒しかねないような希少本でも価値の分からない家族があっさり手放してしまうことがあります。
プロの古本屋さんに売られればいいけど、ブックオフで「古い本」として捨てられたり、資源ゴミの日に出されてしまったら……! あわわわ。コレクター型マニアは今すぐに遺言書を書いてください。「麻理に全てのコレクションを譲る」でも構いませんよ。
私もできればリーディング型かつコレクター型のビブリオマニアになりたいです。でも1ヶ月に読む書籍が100冊だと最低でも10万円はかかりますから、図書館やマンガ喫茶を利用しているわけでして。コレクター型にため息が出るのは経済的になんとかなってる(なってないのか?)人へのやっかみもあるのかも知れません。ふう〜。
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2005年 1月 31日(月)
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