目撃者になりたい

考えたこと

 知人に、おそろしくクルマに詳しい男子がいるんですよ。A級ライセンス取得、毎月買うクルマ雑誌は10冊以上、スポーティなクルマが好きでしょっちゅうドライブにでかけています。受験勉強並みにクルマ雑誌の情報を暗記しているという「クルマ男」。

 彼は道路上を走るクルマを一目見ただけでたちどころに言い当てます。「BMW E46 3シリーズ 330i Mスポーツ 後期型。色はサファイアブラック。ホイールをBBS18インチに交換しているね」。

 ほら、昔テレビに登場したじゃないですか。「天才鉄道少年」とか言って、どんな電車の写真を見てもすぐに「路線・車両の種類」などをすらすら答える男の子が。あれのクルマ版。

 最近高速道路で銃の発砲事件が相次いでいますね。ニュースを見ると目撃者が「白のワゴン」と犯人のクルマの証言をしています。でもねえ、そんなワゴン山ほど走ってるんですよ。いくらNシステム(赤外線自動車ナンバー自動読取装置。道路の監視カメラのこと)があるとはいえ、特定に時間がかかるのでは。

 捜査の都合上、警察が情報を伏せているということもあるでしょうが、別の事件でも目撃者のクルマに関する証言はかなりあいまいです。こんなとき思い出すのが例の「クルマ男」。

 彼が目撃者ならもうスピード解決ですよ。ものすごく絞り込めますからね。でもこういう人に限ってなぜか目撃者にはならない。残念。

 もし目撃者になったらこのワタクシもきっとお役に立てると思うのです。それは「UFOの目撃者」。以前幻想画廊のコラムにも書いたのですが、どういうわけかUFOの目撃者ってすっごく絵が下手じゃないですか。テレビのUFO特番で見る「目撃者による宇宙人の絵」って、幼稚園児の落書きそのもの。たとえばこんな

 頼む。私に描かせて。職業柄、見たものを記憶して絵で描くのは得意中の得意なのです。お望みならフォトショップを駆使してリアルな宇宙人を描いてご覧にみせます。これが私の見た宇宙人です。見たまんま。そのままを再現しました! って。宇宙人よ、私の前に現れて!

 まあでもデザイナがリアルに描いた宇宙人ってのもかえってウソっぽいか。下手だからこそホンモノらしく見えるということもありますしね。

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2005年 9月 28日(水)

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