私は あの人の 剣になりたい。
(『ベルセルク』三浦 建太郎 より)
ヒロイックファンタジーブーム
ヒロイックファンタジーの登場人物をイメージして描きました。70年代以前、日本ではなかなかこのジャンルは定着しないと言われてきましたが、今やそんなことはありません。
栗本薫の『グイン・サーガシリーズ』や三浦建太郎の『ベルセルク』、ゲームの『ファイナルファンタジーシリーズ』など、ヒロイックファンタジーはとても人気があります。妖精や幻獣、魔法と剣、ヒーローとヒロインの冒険など、ワクワクするような世界にどっぷりつかったとき、あなたもその幻想世界の住人になれるのです。
作品の制作について
美しい白い虎のフリー画像を手に入れたので、すぐに構図が決まりました。虎の瞳と人物の瞳を同じ色にそろえました。彼女も虎の一族(トライブ)なのです。
背景には森の画像を使いましたが、それだけだと物足りないので水晶玉に映したように加工して、ミステリアスな雰囲気にしました。この水晶玉はフォトショップで簡単に作ることができます。
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【高丘親王航海記】澁澤龍彦の幻想文学の最高峰『高丘親王航海記』
天竺にはね、わたしたちの見たこともないような鳥けものが野山をはね回り、めずらしい草木や花が庭をいろどっているのよ。そして空には天人が飛んでいるのよ。そればかりではないわ。天竺では、なにもかもがわたしたちの世界とは反対なの。私たちの昼は天竺の夜。わたしたちの夏は天竺の冬。(『高丘親王航海記』澁澤龍彦 より)
参考文献
『ベルセルク』三浦 建太郎
巨大な剣で敵をなぎ倒す、無敵の剣士ガッツ。綿密に練られた世界観、生と死を扱った重厚なテーマが、迫力のあるタッチで描かれています。心臓バクバクです。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は22年前の、2001年08月21日(火)に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。