GIFアニメ講座05──写真でGIFアニメ!(トゥイーンって何? アニメ作りの便利な機能)

ImageReadyでアニメを作る時に、最もよく使う機能が「トゥイーン」です。トゥイーンは作業の手間を省いてくれる便利なツールなんですよ。

GIFアニメ作りに欠かせない「トゥイーン」とは?

トゥイーン」は、コマとコマの間をつなぐ画像を自動的に作ってくれる機能です。写真だけでなく、イラストのアニメを作るときにも使えます。今回は写真を使ったナンセンスアニメです。あなたもユニークな超短編映画をGIFアニメで作ってみませんか?

材料

 レイヤー1(背景)

 レイヤー2(福助)

 レイヤー3(人物1)

 レイヤー4(人物2)

 レイヤー5(ふきだし1)

 レイヤー6(ふきだし2)

 レイヤー7(ふきだし3)

 レイヤー8(ふきだし4)

完成作品

 「心霊写真?」あれ? 今、何かが……!?

作り方

元画像は200×150ピクセルで作ることにしました。

最初の3コマはこんな感じで作ります。まだ秒数の設定はしてありません。

コマの作り方はGIFアニメ講座3 でやりましたね。


いよいよトゥイーン登場です。

4コマ目で、「福助のレイヤー」を表示させます。この福助を移動ツールを使って右端に移動します。

5コマ目を作って、「福助のレイヤー」を移動ツールを使って左端に移動します。この時シフトキーを押しながらドラッグして移動すると、水平に移動することができます。

大切なのは同じ福助のレイヤーを移動するということです。福助のレイヤーの複製を作って移動してはいけません。


アニメーションパレットを見てください。4コマ目と5コマ目をシフトキーを押しながらクリックして下さい。4コマ目、5コマ目がアクティブになりましたか? つまり2つのコマが選択されている状態ですね。


その状態で、画像のの赤い□の部分をドラッグして下さい。その項目の中に、「トゥイーン」というものがありますからそれを選択します。


するとこのようなウィンドウが開きます。これを左の画像のように設定します。

追加するフレームは「5」。これは自動で作ってくれるコマ数を表しています。

パラメータは「位置」にチェック。

そしてOKをクリックします。


あっという間に5コマが追加されました! コマを見てみると、福助が右から左に移動していることが分かります。


その後の3コマを作りましょう。そしてコマの表示時間を設定します。全部で13コマあります。


最適化パレットを見て下さい。ビューウィンドウを見ながら、GIFの減色処理をします。

減色処理についてはGIFアニメ講座2 でやりましたね。

左の画像では64色にしています。200×150ピクセルで作っているため、58.47キロにもなってしまっています。これは重い! そこで画像を小さくすることにします。

2019年03月03日追記

この記事が書かれたのは2006年です。当時のサイト管理人はGIFアニメをいかに軽く作るか悩んでいた時代でした。数メガの写真を貼り付けているブログもある2019年現在、たったの60キロバイトで何を言ってるんだ? と思われるでしょうが、昔の人は大変だったのです。



【イメージ→画像解像度】を選んで下さい。すると左のようなウィンドウが開きます。今回は□で囲んだ部分の数値を30%にしました。

これで元画像の30%の大きさ(200×150ピクセル→60×45ピクセル)になります。

最初からこの大きさで作ればいいのでは? と思われるかも知れませんが、小さい画像で作ると、細かくて作業が大変です。全て作り終わった後に一気に小さくする方が効率的ですよ。


ビューウィンドウを見てみると、重さが7.75キロバイトになっています。 もちろんもっと軽くするために減色したり、大きさを変えてみてもOKです。

最後に【ファイル→最適化ファイルを保存】で保存します。

完成作品とおまけ

 「心霊写真?」あれ? 今、何かが……!?

 モノクロバージョンです。

 おまけに作ってみましたー。えへ。

このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年05月27日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。

元サイト「幻想画廊」はこちらです。