GIFアニメ作りに欠かせない「トゥイーン」とは?
「トゥイーン」は、コマとコマの間をつなぐ画像を自動的に作ってくれる機能です。写真だけでなく、イラストのアニメを作るときにも使えます。今回は写真を使ったナンセンスアニメです。あなたもユニークな超短編映画をGIFアニメで作ってみませんか?
材料
レイヤー1(背景)
レイヤー2(福助)
レイヤー3(人物1)
レイヤー4(人物2)
レイヤー5(ふきだし1)
レイヤー6(ふきだし2)
レイヤー7(ふきだし3)
レイヤー8(ふきだし4)
完成作品
「心霊写真?」あれ? 今、何かが……!?
作り方
元画像は200×150ピクセルで作ることにしました。
最初の3コマはこんな感じで作ります。まだ秒数の設定はしてありません。
コマの作り方はGIFアニメ講座3 でやりましたね。
いよいよトゥイーン登場です。
4コマ目で、「福助のレイヤー」を表示させます。この福助を移動ツールを使って右端に移動します。
5コマ目を作って、「福助のレイヤー」を移動ツールを使って左端に移動します。この時シフトキーを押しながらドラッグして移動すると、水平に移動することができます。
大切なのは同じ福助のレイヤーを移動するということです。福助のレイヤーの複製を作って移動してはいけません。
アニメーションパレットを見てください。4コマ目と5コマ目をシフトキーを押しながらクリックして下さい。4コマ目、5コマ目がアクティブになりましたか? つまり2つのコマが選択されている状態ですね。
その状態で、画像のの赤い□の部分をドラッグして下さい。その項目の中に、「トゥイーン」というものがありますからそれを選択します。
するとこのようなウィンドウが開きます。これを左の画像のように設定します。
追加するフレームは「5」。これは自動で作ってくれるコマ数を表しています。
パラメータは「位置」にチェック。
そしてOKをクリックします。
あっという間に5コマが追加されました! コマを見てみると、福助が右から左に移動していることが分かります。
その後の3コマを作りましょう。そしてコマの表示時間を設定します。全部で13コマあります。
最適化パレットを見て下さい。ビューウィンドウを見ながら、GIFの減色処理をします。
減色処理についてはGIFアニメ講座2 でやりましたね。
左の画像では64色にしています。200×150ピクセルで作っているため、58.47キロにもなってしまっています。これは重い! そこで画像を小さくすることにします。
2019年03月03日追記
この記事が書かれたのは2006年です。当時のサイト管理人はGIFアニメをいかに軽く作るか悩んでいた時代でした。数メガの写真を貼り付けているブログもある2019年現在、たったの60キロバイトで何を言ってるんだ? と思われるでしょうが、昔の人は大変だったのです。
【イメージ→画像解像度】を選んで下さい。すると左のようなウィンドウが開きます。今回は□で囲んだ部分の数値を30%にしました。
これで元画像の30%の大きさ(200×150ピクセル→60×45ピクセル)になります。
最初からこの大きさで作ればいいのでは? と思われるかも知れませんが、小さい画像で作ると、細かくて作業が大変です。全て作り終わった後に一気に小さくする方が効率的ですよ。
ビューウィンドウを見てみると、重さが7.75キロバイトになっています。 もちろんもっと軽くするために減色したり、大きさを変えてみてもOKです。
最後に【ファイル→最適化ファイルを保存】で保存します。
完成作品とおまけ
「心霊写真?」あれ? 今、何かが……!?
モノクロバージョンです。
おまけに作ってみましたー。えへ。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年05月27日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。