(中級)フォトショップ講座07──イラスト調でアーティスティックに(今まで学んだ技術の復習)

まるでイラストレータで描いたようなイラスト調の絵もフォトショップの写真加工で簡単に作れますよ。

素材辞典・イメージブック4 77 美瑛・富良野-花と丘の風景編

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まずは元写真のレイヤーの複製を作りましょう。 元の写真をドラッグして矢印の部分に重ねると、複製が作られます。


【フィルタ→アーティスティック→水彩画】を選びます。左のようなウィンドウが開きます。 赤の四角い部分の数値を調節します。

プレビューを見ながらお好きな数値を入れてください。この場合は「ブラシの細かさ」を14、「シャドウの濃さ」を0、「テクスチャ」を1にしました。決まったらOKを押します。


こんな感じになったでしょうか?

さらに水彩画フィルタをかけたレイヤーの複製を作ります。


複製されたレイヤーを使って作業をします。 【フィルタ→表現手法→輪郭検出】選びます。すると左のような画像になりましたね。ここでレイヤーは上から

(1)輪郭が描かれたレイヤー

(2)水彩画のようになったレイヤー

(3)元画像

の3枚があるはずです。


輪郭が描かれたレイヤーで作業します。【イメージ→色調補正→2階調化】を選びます。左のようなウィンドウが出ますので、このスライダを動かしてみてください。 プレビューの画像の輪郭がモノクロになり、線が増えたり減ったりしますね。

自分の好みの輪郭線になったらOKを押します。


この輪郭線のレイヤーの描画モード「乗算」にします。水彩画のレイヤーに輪郭線が描かれたようになりました。


やや画像が暗いようです。【イメージ→色調補正→色相・彩度】で全体の彩度と明度を上げました。


完成です! 鮮やかなイラストレーションになりました。


応用作品

2階調化のスライダや、レイヤーの不透明度を様々に変えることによっていろんなタッチのイラストにすることができます。

この画像では「水彩画フィルタ」でなく「カットアウトフィルタ」を使い、輪郭線の色を青色にして乗算で重ねてみました。

みなさんもいろんな画像を作ってみてくださいね。


注意書き

フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。

このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年07月07日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。

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