(中級)フォトショップ講座20──手軽にコミック!(カットアウトとハーフトーンパターン)

モノクロのリアルなコミックの描き方です写真を使って、あなたもマンガの主人公に!


材料

素材辞典・イメージブック5 84 ビジネス・オフィスシーン編」















まずマンガ用の原稿用紙と同じ比率の画像を用意します。一般に使われているマンガ原稿用紙は

仕上がり線が310ミリ×220ミリ

(外側の枠のこと・タチキリとも言う)

内枠が270ミリ×180ミリ

となっています。内側の枠にガイドを引いておくと分かりやすいですね。


マンガのコマ割りを作ります。

ガイドを引いてマンガのようなコマを考えましょう。だいたい3~4段が今のマンガの主流です。

それぞれの画像をコピー&ペーストして、大きさ、向きなどを自由に変えて余分な部分を削除しましょう。


納得がいく形になったら、コマの中の画像のみを全て統合します。

【イメージ→色調補正→彩度を下げる】で、コマのレイヤーをモノクロ画像にします。


【イメージ→色調補正→明るさ・コントラスト】で、全体を明るく、コントラストを上げます。

この色調補正したレイヤーの複製を2枚余分に作成しておきます。つまり色調補正した全く同じレイヤーが3枚、そしてその下に白い背景レイヤーがあるということですね。


3枚の同じレイヤーのうち、1番下のレイヤーで作業します。

【フィルタ→アーティスティック→カットアウト】を選びます。数値はお好みでどうぞ。


次に2番目のレイヤーで作業をします。これでスクリーントーンのような効果を作ります。

【フィルタ→スケッチ→ハーフトーンパターン】を選びます。パターンタイプは「点」です。

【注】この時に描画色と背景色の色がそれぞれデフォルトの「黒・白」になっていなければなりません。

数値の大きさは解像度によるので、適度な「サイズ・コントラスト」の数値を選んで下さい。


ハーフトーンで作ったレイヤーの描画モードを「スクリーン」にします。

先ほど作っておいたカットアウトのレイヤーと重なって、左の図のようになりましたでしょうか?


3枚のレイヤーのうちの1番上のレイヤーの作業に移ります。

【フィルタ→表現手法→輪郭検出】を選びます。するとこんな感じになりましたか?


輪郭検出で作ったレイヤーの描画モードを「乗算」にします。

このままではちょっと輪郭線が濃すぎるので不透明度を60%ぐらいに下げてみました。

左の図のようになりましたか? ここまででも十分コミックタッチの絵に見えますね。


この3枚のレイヤーを統合します。

最期のコマを劇的にするために色を反転させましょう。よくショックな出来事があったりするシーンで、人物の色が反転していますよね。あれです。

最後のコマを選択範囲で選んで、【イメージ→色調補正→階調の反転】をかけます。

ががーん! ショック! みたいなイメージになりましたね。


吹き出しを作ります。カスタムシェイプツールの中からお好きな形の吹き出しを選びます。

セリフのある部分に吹き出しを作ります。ここでは白色にしましたが、他の色でもいいですね。大きさも【編集→パスの自由変形】で自由に変えられますよ。


吹き出しの中にセリフを入れましょう。

ちなみに普通のマンガは

漢字……ゴシック体

ひらがな・カタカナ……明朝体

が混ざって使われる独特の書体なんですよ。気がついていましたか?

漢字にルビをふると、さらにマンガっぽくなりますね。


効果音を文字ツールを使って書き込みましょう。

文字ツールは大きさを変えたり、回転させたり、様々な書体を使ってみると面白いですよ。

そしてコマの周りに枠線を引きます。枠線は、ラインツールの直線ツールを使いましたが、もちろんブラシ・鉛筆ツールを使ってもOK。

コマを区切る線ですが、横の線は太く、縦の線は細い傾向があります。

左の図はセリフや効果音、枠線のみを表示させたものです。


全てのレイヤーを表示させれば完成です!


注意書き

フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。

このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は12年前の、2006年07月20日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。

元サイト「幻想画廊」はこちらです。

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