ビットマップ方式の画像とベクトル方式の画像
この画像はビットマップ方式のものです。ビットマップとは小さな□(四角形)が集まってできた画像です。この一つ一つの□をピクセルということは、3日目で学びましたね。
この画像はベクトル方式で描いたものです。ベクトル方式とは画像を直線やベジェ曲線というベクトル情報によって描いたもので、数式による幾何学的なグラフィックスのことです。
2種類の画像をそれぞれ拡大してみると……
違いは拡大してみるとよく分かります。ビットマップ方式で描かれた写真の花は拡大するとピクセルが集合した画像ということがよく分かりますね。
一方ベクトル方式で描かれたイラストの花は拡大しても境界線のエッジがくっきりしています。
ビットマップのフォトショップ、ベクトルのイラストレーター
アドビ フォトショップは主にビットマップ方式を扱うグラフィックソフトですが、ベクトル画像も扱うことができます。ベクトル方式で描くことができるのは、シェイプツール、矩形ツール、ペンツール(パスを描くためのツール)、文字ツールなどです。
ベクトル方式で描けるソフトではアドビ イラストレーターが有名です。拡大や縮小をしても線がギザギザになったりしません。
これらの方式はどちらが優れているというものではありません。画像のイメージによって上手くソフトを使い分けましょう。
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年06月08日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。