調整レイヤーを使ってみよう
では実際にやってみましょう。【レイヤー→新規調整レイヤー】を選択してください。「レベル補正」「トーンカーブ」「カラーバランス」「明るさ・コントラスト」などの種類を作ることができます。
上の画像は「色相・彩度」を選択した場合に現れるウィンドウです。これを例にとってご説明します。OKをクリックすると、下の画像のようなウィンドウが新たに開きます。
ここで色相・彩度のスライダを左右に動かしてみましょう。画像の色合いが変わりましたね。OKをクリックした後、レイヤーパレットを見てください。元画像の上に「色相・彩度1」と書かれたレイヤーが現れました。このレイヤーの表示を非表示にしてみると、色合いが変わっていた画像も、元画像は全く変化がありません。
何度でもやり直しがきき、効果を重ねられる
この「色相・彩度」レイヤーはダブルクリックすると何度でも色調補正することができます。何度やり直しても元画像に変化はありません。
調整レイヤーはいくつも重ねて作ることもできます。例えば「色相・彩度」レイヤーの上に「トーンカーブ」レイヤーを作ってさらに調整ということもできるんですね。これは便利!
合成作品を作る上では元画像を壊さないことが重要。「しまった、失敗した!」と思っても、調整レイヤーを削除したり、変更するだけで良いのです。ぜひ調整レイヤーを利用してみてください。
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年06月14日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。