【New Year】趣味はお掃除! そうじの達人マリア・ガルシアが教える掃除の秘伝

当然、モノは溜まっていた。いつか使うかもしれない照明器具や植木鉢、とりあえず置いてある花瓶やたんす、そのたんすにしまってある袋類や食器類。

(『「捨てる!」技術』辰巳 渚 より)

お掃除大好き

もう年末の大掃除は済みましたか? 実は私、プロフィールに書いている趣味の他にも別の趣味がありまして、それは「お掃除」。「月曜日は玄関」「火曜日は洗面所」と毎日の掃除のローテーションが決まっている上に、半年先までの掃除の予定がカレンダーに書いてあるほどお掃除が好きなのです。

──と書きますとなんだかヒジョーに神経質で不潔恐怖症のように聞こえるかもしれませんが、まとめて何時間もいっぺんに掃除をするよりも毎日計画的に掃除した方がかえって楽なのですよ。

それに掃除をした後ピカピカになった家を眺めると、得も言われぬ達成感があります。ストレス解消&適度な運動&満足感など、お掃除で得られるものは大きいのです。

マリアの秘伝・お掃除のコツ

ということで、「おねーさんの知恵袋」として5つのお掃除のコツを伝授致しましょう!

1.完全武装のお掃除コスチュームを身につける

洋服が汚れるのを気にしながらバリバリお掃除なんてできません。汚れてもいい格好にエプロン、頭にはふきん、口にはマスク、手にはゴム手袋。掃除は形から入ることが重要です。このような「お掃除ルック」を身につけることによって、いやが上にも「やるぞー!」というやる気が出てくるんですよ。

2.お掃除の道具をそろえる

私のこれまでの経験からすると、お掃除が苦手な人はちゃんとした掃除道具を持っていないことが多いみたい。ぞうきん一枚、ほうき一本で隅々までピカピカにできるのは掃除の達人のみ。お掃除素人は、まずは道具をそろえましょう。

窓そうじのワイパー、ほこり取りのモップ、床掃除のモップ、ぞうきん数枚、各種ゴミ袋、場所と汚れに応じた洗剤……などちゃんとそろえていますか? 全部買ってもファミレスで一回食事するくらいの投資です。まずはドラッグストアや100円ショップへGO!

3.音楽をかける

音楽といってもヒーリングミュージックなどの「眠たい」音楽なんてダメダメ! 年末だから「第九」などもいいですが、とにかくアップテンポでアドレナリンが出まくってしまうような明るい曲を選んで、ガンガンかけましょう。

私がいつも掃除の時にかけている音楽はパラダイス山元の「東京パノラママンボボーイズ」。じっとしていることが難しいほどノリの良い曲ばかりなので、掃除がはかどります。

4.各エリアを順に掃除する

掃除下手な人はいっぺんに何もかもやろうとして、途方に暮れてしまうことが多いようです。「洗面所」→「トイレ」→「お風呂」など、一つのエリアを順に片づけていって、小さな達成感を味わいましょう。その場合、キレイになったのが実感できるような場所から始めるのがオススメです。「換気扇の油汚れ」「お風呂のカビ」などキレイになると気分もスカッとしますよ。

5.終わった後のご褒美を用意する

掃除を頑張る自分のために、ご褒美を用意しましょう。掃除が終わったら見たかった映画を見に行くも良し、ずっと我慢していたデザートをたっぷり食べるも良し、友達とぱーっと飲みに行くのも良し。このようなご褒美を「incentive(インセンティブ)=報奨、やる気を起こさせるもの」といいますが、これがあるとないとでは大違い。達成感と満足感がより大きくなります。

どうぞ素敵な一年を!

今年一年の汚れをキレイに落として、ピッカピッカになった家で心機一転、新しい年をお迎え下さい。どうぞ皆様に素敵な一年が訪れるよう、ココロよりお祈り申し上げます!

追記

第九が年末につきものなのは日本だけです。外国にはない習慣なんですね。でもみんなでクラシックで盛り上がれるなんてとても素敵な習慣ですね。

オススメCD

東京パノラマ マンボ ボーイズ

パラダイス山元さんって本当に多彩な人ですよね。カーデザイナ・タレント・ミュージシャン。サンタクロース協会公認のサンタクロースでもあるし。このCDは日本人向きにアレンジされた、どこかレトロで懐かしいマンボやチャチャチャがぎっしり詰まっています。オススメ。

参考文献

『「捨てる!」技術』辰巳 渚

お掃除の第一歩は、まずものを捨てること。『物を大切に』という道徳観に反するようですが、結局は大切な物だけとっておくという『物への愛』につながります。私も本棚のお掃除しよっと。

このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は20年前の、2002年12月31日(火)に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。

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