【チャイナ】京劇『白蛇伝』と赤を基調としたチャイナウエディング

まことに強き 夫婦の絆 思いの一念 白素貞(はくそてい)

(『燕京伶人抄(ペキンれいじんしょう)』皇なつき より)

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大迫力の舞台・京劇

中央にいる私は京劇の衣装を身につけています。京劇は200年の歴史を持つ、中国を代表する演劇です。美しい衣装を身にまとった役者が歌い、踊り、飛び回る舞台は、大迫力で面白いんですよ。

私が最初に見た演目は『白蛇伝』です。この絵では私は赤い衣装を着ていますが、『白蛇伝』の主人公、白素貞(はくそてい)の白い衣装を参考に描きました。

『白蛇伝』あらすじ

人間の姿に変化した白蛇の精白素貞は、人間の青年許仙に恋をして、二人は夫婦になります。薬屋を営み始め仲むつまじく暮らす2人ですが、ある時蛇の化身であることが発覚してしまい、許仙はショックで死んでしまいます。白素貞は、許仙を生き返らせるための薬草を採りに命がけで旅に出て対立する敵と戦います。紆余曲折の後、二人はまた元通り愛し合う夫婦になります。

唱・念・做・打の4要素が詰まった傑作

この『白蛇伝』の一番の見所は、白素貞が様々な武器でばったばったと敵をなぎ倒すアクションシーンです。映画の『グリーン・ディスティニー』のような壮快感があります。旦那さんを救いに女性が戦うなんて、かっこいいですね! 強く優しい女性の理想型です。初めて京劇を見るという方には、唱(歌)、念(セリフ)、做(演技)、打(立ち回り)の4要素が全て入った『白蛇伝』はオススメですよ。

現代の婚礼衣装は何色?

おっと、ついつい京劇の話ばかりになってしまいました。ちなみに赤を基調色にしたのは、中国において「」がたいへんおめでたい色だからです。昔の映画なんか見ますと、結婚式で新郎新婦が真っ赤な婚礼衣装を着ていますね。でも最近はほとんど白いウェディングドレスとタキシードで西洋化しているとか。でも、お色直しのドレスは赤が多いんだそうですよ。昔の名残なんですね。

参考文献

『燕京伶人抄(ペキンれいじんしょう)』皇なつき

眼福という言葉は、まさに皇なつきのためにあるといってもいいくらい美しいマンガ。イラストレータとしても有名な著者が、中国の京劇に魅せられた人々の悲喜劇を、優しい眼差しで描いています。もちろん『白蛇伝』も出てきますよ。

このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2002年02月05日(火)に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。

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