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ネコの画像の上に新規レイヤーを作成します。
分かりやすいようにネコの画像を表示していますが、かならず新規レイヤーの上で作業をしてください。
なげなわツールを選びます。 ところどころオプションキーを押すとなげなわが固定されますので、割れたガラスのような形に選択範囲を作ります。
なげなわの始点のところまで囲むと、左の画像のような点線で囲まれた選択範囲が作られます。
カラーをデフォルト(黒と白)にします。 グラデーションツールを選んでください。「描画色から背景色へ」というグラデーションにします。
先ほどの選択範囲の中を、グラデーションツールでドラッグします。方向やドラッグの長さはお好きにどうぞ。 すると、選択範囲の中が白黒のグラデーションで塗られました。
この
(1)なげなわツールで割れたガラスの形に選択範囲を作る
(2)白黒のグラデーションで塗る
の作業を繰り返します。グラデーションの方向、長さを様々に変えてください。
左のような割れたガラスの画像になりましたか?
この画像をコピーし、新規の画像を作ってペーストします。新規の「レイヤー」でなく新規の「画像」ですよ。
その画像を、photoshop形式で保存しましょう。分かりやすいように「置き換え.psd」にしました。
ネコの画像に戻ります。左の画像では、先ほど作った割れたガラスのレイヤーは分かりやすいように削除してあります。
ネコの画像のレイヤーの複製を作ります。
複製のレイヤーで作業をします。【フィルタ→変形→置き換え】を選びます。 左のようなウィンドウが開きます。水平比率、垂直比率を適当な数値にし、 「置き換えマップデータ」は「同一サイズに拡大/縮小」 、「未定義領域」は「端のピクセルを繰り返して埋める」 を選びます。
OKをクリックすると「開く」というウィンドウが開きます。
そこで、先ほど作っておいた「置き換え.psd」 という画像を選択して開きます。
なんと! ネコのレイヤーが割れたガラスの形に変形しました!
変形したネコのレイヤーのところどころを左の画像のように消します。なげなわツールで囲んで削除しても良いですし、マスクを作って非表示にしても構いません。一番上のレイヤー以外を非表示にすると、左のような画像になります。
【レイヤー→レイヤースタイル】を選びます。すると左の画像のようなウィンドウが開きます。 「ベベルとエンボス」にチェックを入れて、スタイルは「ベベル(内側)」、テクニックは「ジゼルハード」を選びます。
お好きなガラスの厚さになるように数値を調節します。
数値は解像度によりますので、プレビューを見ながら自分の好きな画像になるまで試してみてください。
OKをクリックするとこんな感じです。
画像のふちもベベルが適応されていますので、ややレイヤーを大きくします。【イメージ→自由変形】を選んで、ベベルの部分が隠れる程度に拡大します。
ガラスっぽくなるように、色調を補正しましょう。 【イメージ→色調補正→明るさ・コントラスト】を選びます。
左の画像のようなウィンドウが開きますので、明るさのスライダを右に、コントラストのスライダを左にずらします。お好きな数値でどうぞ。
ショッキングなイメージのネコです。その時、ネコは見ていた!
応用作品
加工前
加工後
ペンギンの写真を置き換えフィルタで変形してみました。素材集にある画像をグレースケールにして使うのもいいですね。いろいろ遊んでみましょう!
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は16年前の、2006年07月11日更新に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。