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まずは赤ちゃんの画像を切り抜きましょう。
切り抜きの方法についてはフォトショップ道場18日目「いろんな切り抜きの方法」で学びましたね。
この赤ちゃんのレイヤーの下に新規レイヤーを作り、黒く塗りつぶします。
【イメージ→色調補正→彩度を下げる】を選びます。すると赤ちゃんの画像がモノクロになりましたね。でも肌が明るすぎるのでこれを修正しましょう。
このグレースケールのレイヤーの複製を作ります。
グレースケールの複製のレイヤーを 【イメージ→色調補正→トーンカーブ】で暗くします。色調補正は、レベル補正、トーンカーブ、明るさ・コントラストなどでもかまいません。
色調補正についてはフォトショップ道場13日目「色調補正(レベル補正とトーンカーブ)」で学びましたね。
きれいな金色にするために必要なのは「全体の色調を統一すること」です。(黒いところは白っぽく、白いところは黒っぽくして色調を平均的にするということです)
赤ちゃんの髪の毛が黒すぎるので、「グレースケールのレイヤー」から髪の毛のみを移植することにしましょう。
髪の毛のみのマスクを作ります。
髪の毛のマスクについてはフォトショップ道場24日目「髪型を変えてみましょう」で学びましたね。
このマスクで、「グレースケールのレイヤー」の髪の毛の部分をコピーし、色調補正したグレーのレイヤーにペーストします。
ペーストして、さらに髪の毛を色調補正で明るくします。
【イメージ→色調補正→トーンカーブ】でも、レベル補正、トーンカーブ、明るさ・コントラストなどでもかまいません。
だいたいで結構ですので、肌と髪の毛をなじませます。
これで全体的な色調が整いました。
新規レイヤーを作ります。 これを左のような色で塗りつぶします。
茶色に塗り潰したレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にして下さい。 すると赤ちゃんが茶色っぽい色になりましたね。
修正した髪の毛と、ダークグレーにした赤ちゃんのレイヤーを統合したものを、茶色に塗ったレイヤーの上に作ります。
元画像を残したまま統合レイヤーを作る方法は、フォトショップ道場16日目「レイヤーの統合」で学びましたね。
ここでレイヤーの整理をしてみましょう。最低限左の画像のレイヤーがあれば大丈夫です。の4枚があれば大丈夫です。
分かりやすいように全て切り抜いてありますが、マスクによる非表示にしてもOKです。
一番上のレイヤーで作業します。
【フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)】を選びます。すると左の画像のようなウィンドウが開きますので赤ちゃんの画像をぼかします。
この数値は元の画像の解像度によりますが、左の画像程度にぼければOKです。
【フィルタ→アーティスティック→ラップ】を選びます。
すると左の画像のようなウィンドウが開きます。 この数値を適度に調節し、左の画像のように全体につやつやとしたラップがかぶせられたような画像を作ります。
何度か納得がいくまで、数値を変えて試してみてください。
一番上のラップフィルタをかけたレイヤーの描画モードを「覆い焼きカラー」に変えます。
おお! あっという間に黄金の赤ちゃんが出来たではないですか!
もしこのゴールドの色が気に入らない場合は、茶色のレイヤーを【イメージ→色調補正→色相・彩度】で好きな色に変えてみてください。いろんな色のメタリックな赤ちゃんに変わりますよ。
さらにキラキラ光る反射を加えてみました。
この方法については次回の講座、フォトショップ講座13「花に囲まれ、ブロマイド!」で解説しますね。
ちょっと分かりにくいので、レイヤーがどうなっているか左の画像で確認してください。分かりやすいように全て切り抜いてありますが、マスクによる非表示にしてもOKです。
応用作品
「赤ちゃんが産まれました」年賀状。最近多いですね。でも単にデジカメで撮った写真をそのまま載せた年賀状だと他のの写真年賀状に埋もれちゃうんですよね。
そこで、フォトショップで一工夫して、もらった人も思わず見入ってしまう赤ちゃん写真年賀状を作ってみましょう。
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年07月12日更新に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。