写真を撮ります。絶対にフラッシュなしで、なるべくレフ板を使って撮影してください。
写真撮影については、フォトショップ道場1日目「写真素材を探す・自分で撮影する」で学びましたね。
写真に写り込んだゴミなどをスタンプツール、エアブラシなどで修正しておきます。
人物の肌の修正については、フォトショップ教室9「お見合い写真調でビューティーに」で学びましたね。
元の画像の複製を作って人物を切り抜いた後、背景のレイヤーを作って白色に塗ります。人物のレイヤーと背景のレイヤーは別々のものにしてください。
切り抜きの方法については、フォトショップ道場18日目「いろんな切り抜きの方法」で学びましたね。
【イメージ→色調補正→彩度を下げる】を選んで、人物の画像をモノクロにします。
モノクロにした画像の複製を作ります。
【イメージ→色調補正→トーンカーブ】を選択すると左のようなウィンドウが開きますので、左の画像のようにカーブを曲げます。
全体的に明るくなり、 服や髪の毛のコントラストがあがりましたね。
トーンカーブで補正した人物のレイヤーです。
この手と顔の部分を消します。レイヤーマスクを作って非表示にしてもOKです。
トーンカーブで補正した人物のレイヤーの描画モードをスクリーンにして、不透明度を50%にします。
左の画像のように、服のしわや髪の光った部分が強調された画像になりましたか?
モノクロのレイヤー(上のトーンカーブで補正した人物のレイヤーではありません)の複製を作ります。
【イメージ→色調補正→2階調化】を選びスライダを動かして、左の画像のような感じになるように調節してください。
2階調化した人物のレイヤーを【フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)】を選んでぼかします。左の画像くらいにぼかしてください。
このぼかしたレイヤーの描画モードをソフトライトにします。不透明度は100%にします。
新規にレイヤーを作り、自動選択ツールで人物の選択範囲を作り、赤色で塗ります。
赤い人物のレイヤーを【フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)】を選んでぼかします。
この赤い人物のレイヤーの描画モードを乗算にします。不透明度は100%です。
左の画像のようになりましたね。
目の力強さを出したいので、新しくレイヤーを作り、白で塗ってみました。
お好みで文字などを入れてもいいですね。この画像の場合、黒の「龍」の文字を新規レイヤーに書いて、【レイヤー→レイヤースタイル→ベベルとエンボス】で立体化させ、描画モードをオーバーレイ、不透明度は50%で重ねました。
レイヤーについてまとめましょう。
これは最低限必要なレイヤーです。描画モードや不透明度はそれぞれの画像によりますので、お好きなモード、数値に変えてみて調節してください。
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年07月15日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。