作り方
こちらはフローリングの床に並べて、フラッシュで撮影した写真です。ネットオークションでいかにもありがちな写真ですね。正直イケてません。これをカッコイ写真に変えましょう。
最初に服を撮影しましょう。撮影で気をつけなければならないのは、自然光がたっぷり入る場所で、フラッシュなしで撮影することです。
フラッシュを光らせると、妙に白っぽくなってしまったり、細部が分からなくなってしまうからです。
この写真は私自身が三脚で野外撮影しました。背景はシャッターです。切り抜きしやすいように、背景がごちゃごちゃしていないところで撮りましょう。
強い日差しの直射日光が当たる日より、曇りの日の方がきれいに撮れますよ。また、手の部分がなるべく写らないように手首を曲げて撮っています。
それと生地の裏側(背中の部分)も同じ場所で撮影しておきます。
撮影の方法についてはフォトショップ道場1日目「写真素材を探す・自分で撮影する」で学びましたね。
ではいつものように、服を切り抜きましょう。今回はアルファチャンネルを作って切り抜きました。
アルファチャンネルについてはフォトショップ道場17日目「アルファチャンネルって何?」で学びましたね。
もちろんどんな方法で切り抜いても構いません。あなたのお好きなやり方でどうぞ。
切り抜きの方法についてはフォトショップ道場18日目「いろんな切り抜きの方法」で学びましたね。
次に手首の部分を消します。今回はスタンプツールと、生地の他の部分をコピーペーストして消しました。
この方法についてはフォトショップ道場21日目「電線を消しましょう」で学びましたね。
首で隠れてしまっている、肩から背中にかけての部分を継ぎ足します。
背中にあたる部分を撮影しておいた画像から生地を切り抜きます。
このレイヤーを服のレイヤーの下に持っていきます。
【編集→変形→自由な形に】を選び、上手く首の部分が隠れるように大きさ・位置を変更します。
【フィルタ→ゆがみ】を選びます。すると左のようなウィンドウが開きますので、ブラシの大きさなどを調節してから、肩の部分を押して、丸みが出るようにゆがませます。
服のレイヤーを表示させておくと、上手く画像に合わせることができますよ。
丸くできたら、OKをクリック。
ゆがませたら影をつけます。
背中の部分のレイヤーと服のレイヤーの間に、新規レイヤーを作成します。そこにブラシやグラデーションツールで黒い影を描き込みます。
影をつけるとより立体的に見えますね。
背景を塗ります。ピンクを基調に、女性っぽい・可愛らしい背景にしました。
文字を入れて、レイアウトを考えます。
服が目立つように【レイヤー→レイヤースタイル→光彩(外側)】を選び、白く発光しているようにしました。
面倒でも一手間かけることで、きっと売り上げも良くなりますよ。お試しあれ☆
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は15年前の、2006年06月26日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。