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素材集「スゴネタシリーズ16 スゴネタオフィスNOW」から、スーツ姿の女性の画像を持ってきました。
特に修正の必要がない、きれいなお姉さんですが、彼女の写真でさらに美しいお見合い写真を作ってみましょう。
まずは人物の切り抜きです。
元画像の複製を作ります。お好きな方法でどうぞ。
切り抜きの方法についてはフォトショップ道場18日目「いろんな切り抜きの方法」で学びましたね。
人物の肌の修正をしましょう。ほくろ、しみ、目の下のくまなどを丁寧に消していきます。
スタンプツール、覆い焼きツール、ブラシツールなどを駆使して修正します。
スタンプツールなどによる修正についてはフォトショップ道場21日目「電線を消しましょう」で学びましたね。
顔の部分だけのマスクを作ります。
アルファチャンネルのマスクついてはフォトショップ道場17日目「アルファチャンネルって何?」で、また髪の毛の切り抜きについてはフォトショップ道場24日目「髪型を変えてみましょう」で学びましたね。
「修正を加えた人物の切り抜きのレイヤー」の複製を作ります。このレイヤーをマスクで切り抜きます。
このレイヤーをぼかしましょう。 【フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)】を選ぶと、左のようなウィンドウが出ます。数値は画像の解像度によりますが、左のような感じにぼける程度にして下さい。
ぼかした「修正を加えた人物の切り抜きのレイヤー」の描画モードを、「スクリーン」に変えてください。 すると、顔全体が光り輝くように明るくなりました。
このままでは明るすぎるので不透明度を下げます。この画像では効果がはっきり分かるように、高めの70%にしてみました。
こんなふうに顔全体にもやがかかったように明るくなることを、写真用語では「紗(しゃ)がかかる」といいます。
カラーが黒・白の状態で雲模様フィルタをかける
今度は背景を作りましょう。
人物のレイヤーの下に、新規レイヤーを作ります。カラーをデフォルトの描画色「黒」背景色「白」にします。
新規レイヤーにおいて【フィルタ→描画→雲模様1】を選びます。
左の画像のような白黒の雲模様が描かれましたね。
グレーだとちょっと暗い感じになってしまいますので、色を付けましょう。 【イメージ→色調補正→色相・彩度】を選ぶと左の画像のようなウィンドウが出ますね。
「色彩の統一」のところにチェックを入れてください。その後、「色相」「彩度」「明度」のスライダを調節して、お好きな色に変えてください。
背景がお見合い写真のような淡い水色になりました。
全体を明るく色調補正する
もう少し全体を明るくしたいので【イメージ→色調補正→明るさ・コントラスト】で明るさのスライダを右にずらしてみました。
完成です! お見合い写真のようなイメージになりましたね。
この作品では効果がはっきり出るように、スクリーンで重ねたレイヤーの不透明度を高めにしていますが、実際の画像加工ではもっと低めに設定すると自然ですよ。
応用作品
人物の肌の修正です。シミ・シワなどをスタンプツール、パッチツール、ブラシツールなどで消します。
上記の方法で、ぼかした肌のレイヤーを描画モード「スクリーン」で重ねました。不透明度を20%ほどにして自然な感じにしました。
こちらは加工後。やりすぎると不自然になりますが、画像加工によって年齢を若くしたり、逆にシワなどを描き込んで年齢を上げたり、いろいろとトライしてみましょう。
注意書き
フォトショップは多彩な機能が搭載されているソフトです。この方法は唯一のやり方ではありません。具体例としていくつか加工法をご紹介しますが、他のもっと良いやり方があるかもしれません。あなただけのやりやすい加工法を見つけるためにもいろんなやり方にトライしてみてくださいね。
このブログは2001年07月23日開設のサイト「幻想画廊」を2019年にWordpressで移築したものです。この記事は17年前の、2006年07月09日に書かれました。文章の内容を変えずにそのまま転載してあります。リンク切れなど不備もありますが、どうぞご了承くださいませ。